‘ イスタンブールお料理教室3 ’ のセリン先生が主催するイスタンブール食ツアーでスパイスマーケットへ。
このマーケットは現在でもスパイストレーディングの中心ですが、残念ながらマーケット内は昔に比べるとスパイス以外のお店が多くなっているそうです。
マーケット横に並ぶ食材店で買い物をする人の波の隙間をくぐり抜けながら先生のお勧めのスパイスショップへ向かいます。
到着したお店の前からはすでにミックスされたスパイスの香りが漂ってきます。
店内はスパイスのオールスター勢揃い。
賑わっている店内には
他にもお茶やドライフルーツやアロマオイルなども販売しています。
全体的にエキゾチックでわくわくする!
店内の絵も一役買っています。
先生のスパイスについての説明を受けつつ、味見もちょこちょこ。
トルコのサフラン。
サフランは知ってるけど、サラダスパイスとか
これ ( アナトリアンスパイスだったはず )
初めてみるスパイスがたくさん。
ハーブやスパイスって、知らないとなかなか手が出ないけど、こうやって味見をしたり、説明を受けるとスパイスがもっと身近になります。
ところで、スパイスマーケットの正面入り口の脇にある説明を読んでみると
1597年にムラト3世の妃で、メフムト3世の母のサフィエ・スルタンの命令により建設が始まり ~ とあるので
サフィエ妃ってどんな方だろうと調べてみると、なんと!ヴェネツィア共和国の貴族の娘として生まれ、父親の任地に向かう途中で海賊に囚われ、ハレムに入れられた後で、ムラト皇子の寵姫になったとあります。
スパイスの貿易で利益を得ていたヴェネツィア共和国の不思議なスパイスつながりを感じませんか?
セリン先生のイスタンブール食ツアーは、アジアサイドの市場にも続いて、最後は美味しいレストランで終了しました。それは、またいつかの機会に書こうと思います。