ドレスデンのクリスマスマーケットは、ドイツの最古のクリスマスマーケットの一つで、最初の公式な記録は 1434年まで遡ります。
マーケットの正式名称は Striezelmarkt 。この由来は、ここで売られていた struzel もしくは stroczel と言うケーキ、現在のシュトレン ( stollen ) から来ているそうです。
門には、Dresden Striezelmarkt と書かれています。上の578は開催回数。
門も可愛いけどマーケット内も可愛いらしいのです。
クリスマスピラミッド。14メートルあるそう。写真だと分かりませんが、ゆっくり回っています。
今まで私のなかではクリスマス=ツリーでしたが、ドイツではピラミッドみたいです。新しい発見。
また新しい発見とまではいきませんが、ここのマーケットの屋台は、一つ一つの作りが凝っていて、屋台フードを見るのも楽しいですが上を見るのも楽しかったです。
例えば
フィッシュandチップスの屋台
ホットドリンクの屋台
下の二つは確かスイーツの屋台でした。
丁寧にペイントされて飾り付けされた屋根からは、( もちろん屋台の目的は商売なんですが ) ドレスデンのクリスマスマーケットを皆が大切にしている気持ちが溢れている気がしました。
第二次世界大戦の爆撃で街が破壊され、かろうじて生き残った住民は崩れた建物のレンガを利用して再建し、終戦後はドイツが東西と分断され…中世から続くクリスマスマーケットの存在は悲しい事が続いた最中もドレスデン住民の心の拠り所だったのかもしれません。
一つのドイツで明るくクリスマスを祝える、規制もなく旅行できる現在は、なんて幸せな時代なんだろうと、マーケットの人々の笑顔を見ながら思ったり。
小さな観覧車も可愛い。
大切に扱われている気がしました。