カラヴィーニョという町に住んでいる、ある一家にホームステイがどうしてもしたくて
シエナの滞在を1週間減らしたほどです。
トスカーナを後にして向かったのはイタリアのかかと・プーリアでした。
一番最初の目的は、マンマからプーリアの代表的なパスタ・オレッキエッテを習うことです。
早速、初日からレッスンは始まりました。
マンマは手馴れた手つきで、粉を振り、水を足し、粉を練り上げていきます。
私が一つ作っている隣でマンマは2つ、3つと次々に作っていきます。早業、さすがです。
出来上がったオレッキエッテをトマトソースで食べます。
トスカーナで口にしたトマトソースとは少し違います。こちらのトマトソースの方が軽い感じです。
”北のパスタは卵を使うけど、南のパスタは卵を使わない”
本で読んだり、シエナやボローニャでパスタを習った時にも聞いていたけれど
こうやって違いを目の当たりにすると ”なるほど!”が体の中に素直に入っていきます。
そしてもう一つの”なるほど!”は、マンマの野菜の切り方です。
私たちが食事のときに使うようなナイフを持ち、まな板を使わずに野菜を次々に上手に切っていくのです。
これも、何かの本でイタリアの家庭には日本で使っているような包丁やまな板はあまり使わないと呼んだことがありましたが、百聞は一見に如かずです。
本だけでは分かりえない、本場のイタリア家庭を見せてもらいました。
ありがとうございます。
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